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内窓で結露は防げる?効果が出る仕組みと、それでも結露する場合の原因

内窓で結露は防げる?効果が出る仕組みと、それでも結露する場合の原因

毎朝の窓拭きが習慣になっていませんか。内窓を設置すると窓ガラスが冷えにくくなるため、結露はかなり抑えられます。ただし「まったく出なくなる」わけではありません。この記事では、内窓で結露が減る仕組みと、設置しても結露が残ってしまう原因、その対処法までを解説します。

結論:内窓で結露は「抑えられる」が「ゼロ」ではない

まず結論から書きます。内窓の設置で結露は大きく減りますが、条件によっては残ります。メーカー自身も次のように注記しています。

インプラスを取付ける事で、結露は抑制されますが、室内外の気温差が大きく、室内の湿度が高い場合などには、今ある窓やインプラスに結露が発生する場合もあります。

出典:LIXIL「インプラス 6つのメリット」

なぜそうなるのかは、結露が起きる仕組みを知ると理解できます。

結露が起きる仕組み:原因は2つある

空気は温度が高いほど多くの水分を含むことができ、冷えると含みきれなくなった水分が水滴として現れます。冷えたグラスの表面に水滴が付くのと同じ現象です。

つまり、窓の結露には原因が2つあります。

  1. ガラスが冷たいこと(外の寒さがガラスに伝わっている)
  2. 室内の湿度が高いこと(空気中の水分が多い)

内窓が解決できるのは 1 だけです。ここが重要な点で、湿度が非常に高い部屋では内窓を付けても結露が出ることがあります。

内窓を付けるとガラスが冷えにくくなる理由

内窓を設置すると、今ある窓との間に空気の層ができます。空気は熱を伝えにくいため、この層が断熱材のようにはたらき、外の冷たさが室内側のガラスまで届きにくくなります

加えて、内窓の枠には熱を伝えにくい樹脂が使われています。アルミサッシは金属のため枠そのものが冷えて結露しますが、樹脂枠ではそれが起きにくくなります。サッシの下枠にたまった水でカビが生えたり、木部が傷んだりするトラブルの予防にもつながります。

内窓を付けても結露する4つの原因

設置後も結露が残る場合、次のいずれかに当てはまることが多くあります。

1. 室内の湿度が高すぎる

もっとも多い原因です。以下は室内の水分を大きく増やす要因です。

  • 洗濯物の室内干し:干した水分はすべて室内の空気に移ります
  • 開放型の石油・ガスストーブ:燃焼にともなって水蒸気が発生します。灯油1リットルの燃焼で約1リットルの水分が出るとされています
  • 加湿器の使いすぎ:冬の目安は湿度40〜60%程度です
  • 観葉植物・水槽が多い

対策は換気です。1日数回、数分間の窓開けでも効果があります。24時間換気システムがある住まいでは、スイッチを止めない・給気口をふさがないことが基本です。湿度計を1つ置いて数値を把握すると、対処の判断がしやすくなります。

2. 内窓を開けたまま、または鍵を掛けていない

内窓は閉めて鍵を掛けた状態ではじめて気密が保たれます。開けたままでは空気層ができず、効果はほとんど失われます。鍵を掛けないままだと窓がわずかに浮き、隙間から湿った空気が入り込みます。

3. 内窓と外窓の「間」に結露が出ている

室内側のガラスは乾いているのに、2枚の窓のあいだが濡れているケースです。これは室内の湿った空気が窓のあいだに入り込み、冷たい外窓で冷やされている状態です。

対処は次のとおりです。

  • 内窓の鍵をきちんと掛け、室内の空気が入り込まないようにする
  • ときどき内窓を開けて、あいだの空気を入れ替える
  • 外窓のサッシに劣化した隙間やパッキンの傷みがないか確認する

放置すると外窓側のサッシや木部が傷むことがあるため、水滴が続く場合は拭き取りと換気を行ってください。

4. 部屋の一部の窓にしか設置していない

同じ部屋に内窓のない窓が残っていると、その窓に結露が集中します。空気中の水分量は部屋全体で同じなので、いちばん冷たい面に水滴が集まるためです。部屋単位でまとめて設置したほうが、結果的に手間が減ります。

結露対策としてガラスを選ぶ

内窓のガラスにも種類があり、断熱性能が高いほど室内側のガラスは冷えにくくなります。

ガラスの種類結露対策としての位置づけ
単板ガラスもっとも安価。空気層の効果は得られるが、ガラス自体の断熱性は低い
複層ガラスガラス2枚のあいだにも空気層があり、断熱性が上がる
Low-E複層ガラス金属膜のコーティングでさらに断熱性が高い。結露対策としてはもっとも有利

結露に悩んで内窓を検討している場合は、複層ガラス以上を選ぶと差が出やすくなります。選べるガラスは商品や窓のサイズによって異なるため、お見積り時にご相談ください。

なお、国の「先進的窓リノベ2026事業」では窓の断熱性能(熱貫流率)によって補助額が決まり、性能が基準に届かない製品は補助の対象になりません。断熱性能の高いガラスを選ぶことは、結露対策と補助額の両面で有利になります。詳しくは先進的窓リノベ2026事業の公式サイトをご確認ください。

費用の目安

内窓リフォームネットの内窓は、工事費込み・税込 37,600円〜(引違い窓2枚建・2026年8月時点)です。結露に悩みやすい浴室向けの仕様もお取り扱いしています。

窓のサイズとガラスの種類で価格が変わりますので、詳しくは内窓の商品一覧をご覧ください。

よくある質問

結露防止シートやテープでは対応できませんか

水滴を吸い取る、または窓を少し冷えにくくする効果はありますが、原因そのもの(ガラスが冷えること)を解決するものではありません。吸水テープは吸った水分が乾かないとカビの原因になることもあります。根本的に減らしたい場合は窓の断熱性能を上げる対策が向いています。

結露を放置するとどうなりますか

サッシまわりやカーテンにカビが発生しやすくなり、窓枠が木製の場合は傷みの原因になります。壁の内部に水分が回ると、断熱材の性能低下につながることもあります。

北側の部屋だけ結露がひどいのですが

日射が入らない北側の窓は冷えやすく、結露が集中しやすい場所です。予算に限りがある場合、北側の窓から内窓を設置すると効果を実感しやすくなります。

浴室の窓にも付けられますか

浴室仕様の内窓をご用意しています。湿気の多い環境に対応した仕様のため、通常の内窓ではなく浴室用をお選びください。

まとめ

  • 結露の原因は「ガラスが冷たいこと」と「室内の湿度が高いこと」の2つ。内窓が解決できるのは前者
  • そのため結露は大きく減るが、湿度が高ければ発生することもある
  • 付けても結露する主な原因は、湿度・内窓の開けっぱなし・窓のあいだの結露・部屋の一部だけの設置
  • 換気とセットで考えるのが基本。24時間換気は止めない
  • ガラスは複層・Low-E複層を選ぶと結露対策として有利。補助金の面でも有利になる

どの窓にどの仕様を入れるべきかは住まいによって変わります。内窓リフォームネットでは無料の現場調査・採寸を承っていますので、お気軽にご相談ください。

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