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内窓の防音効果はどのくらい?騒音の種類別に効くケース・効かないケース

内窓の防音効果はどのくらい?騒音の種類別に効くケース・効かないケース

道路の騒音や近所の生活音が気になり、内窓を検討している方は多くいらっしゃいます。内窓は防音対策として有効ですが、効く音と効かない音がはっきり分かれます。この記事では、どの程度静かになるのか、どんな騒音に向いているのか、そして効果を高める選び方を解説します。

内窓の防音効果はどのくらいか

音の大きさはdB(デシベル)という単位で表します。人の耳は10dB下がると音量が半分になったように感じるとされています(出典:LIXIL「インプラス 6つのメリット」)。

目安として、身のまわりの音の大きさは次のとおりです。

音の大きさ身のまわりの例
約80dB幹線道路沿い、地下鉄の車内、ピアノの音
約60dB普通の会話、走行中の自動車の車内
約40dB図書館、静かな住宅地の昼
約20dB木の葉のふれあう音

三協アルミは内窓「プラメイクEⅡ」について、約80dBの騒音が図書館の静けさ程度(約40dB)になる例を示しています(出典:三協アルミ「プラメイクEⅡ 商品特長」)。

ただし、実際の住まいでは同じにならない

ここは正確に押さえておいてください。メーカーが公表している遮音性能は、JISで定められた方法により実験室で測定した値です(出典:LIXIL「インプラス 6つのメリット」)。

実際の住まいでは、音は窓以外からも入ってきます。

  • 換気口・給気口
  • 玄関ドアや郵便受け
  • 壁・屋根・床(振動として伝わる)
  • エアコンの配管まわりの隙間

窓を対策しても、これらの経路が残っていれば実測値どおりには下がりません。「静かになる」ことは期待できますが、「無音になる」ことは期待しないでください。

効きやすい音・効きにくい音

内窓が得意なのは、空気を伝わって窓から入ってくる高めの音です。逆に、低い音や建物を振動として伝わる音は苦手です。

騒音の種類内窓の効きやすさ
人の話し声、子どもの声◎ 効きやすい
犬の鳴き声、鳥の声◎ 効きやすい
乗用車の走行音、一般道の交通音○ 効きやすい
電車の走行音○ 音の成分によるが軽減しやすい
幹線道路の大型トラック、バイクの排気音△ 低い音は残りやすい
工事の重機、飛行機の低い響き△ 振動として建物を伝わる分は減らない
上階の足音、隣室の生活音× ほぼ効かない(窓を通っていない)

「窓を閉めても気になる音」が上下階や隣室から来ている場合、内窓では解決しません。まず音がどこから入っているのかを確かめることが先決です。窓を少し開けたときと閉めたときで音の大きさが明らかに変わるなら、窓からの音である可能性が高くなります。

防音効果を高める3つのポイント

同じ内窓でも、選び方と設置の仕方で結果が変わります。LIXILは防音対策としてのポイントを次のように説明しています(出典:LIXIL Q&A「防音対策でインプラス(内窓)を設置したい」)。

1. 今ある窓とガラスの厚みを変える

2枚のガラスが同じ厚みだと、特定の高さの音で共鳴してしまい効果が下がります。厚みを変えることで、共鳴する音域をずらせます。既存の窓が3mmの単板ガラスなら、内窓側は5mmや合わせガラスを選ぶ、といった考え方です。

2. 2枚の窓の間隔を広くとる

窓と窓のあいだの空気層が厚いほど、音は伝わりにくくなります。取り付け位置には窓枠の奥行きという制約がありますが、防音を最優先するなら設置位置を相談する価値があります

3. ガラスは厚いもの・合わせガラスを選ぶ

ガラスは厚いほど音を通しにくくなります。防音を重視するなら、2枚のガラスのあいだに樹脂膜をはさんだ合わせガラスが向いています。LIXILは防音効果の高い順に、安全合わせ複層ガラス → 安全合わせガラス → 複層ガラス → 単板ガラス と説明しています。

ここで注意したいのが、断熱を重視するガラスと防音を重視するガラスは必ずしも一致しないことです。断熱ならLow-E複層ガラス、防音なら合わせガラスが基本になります。どちらを優先するのか、あるいは両立できる仕様があるのかは、お見積り時にご相談ください。

期待した効果が出ないケース

  • 部屋の一部の窓にしか設置していない:未対策の窓が1つでも残っていると、そこから音が入ります。防音は「いちばん弱い場所」で決まります
  • 内窓の鍵を掛けていない:わずかな隙間からでも音は入ります。閉めて施錠した状態が前提です
  • 換気口が騒音源の方向を向いている:防音タイプの給気口に変更するなどの別対策が必要です
  • 音源が近すぎる:窓の目の前が幹線道路という場合、体感の改善はあっても静寂までは届きません

費用の目安

内窓リフォームネットの内窓は、工事費込み・税込 37,600円〜(引違い窓2枚建・2026年8月時点)です。ただし防音を重視する場合は合わせガラスなど上位の仕様を選ぶことになるため、価格は上がります

取り扱い商品と最新の価格は内窓の商品一覧をご覧ください。

よくある質問

室内の音が外に漏れるのも防げますか

音の伝わり方は同じなので、外に漏れる音も軽減されます。楽器の練習やホームシアターの音対策として内窓を選ぶ方もいらっしゃいます。ただし楽器のような大きな音の場合、窓だけでなく壁や床の対策が必要になることがあります。

防音カーテンとどちらが効果がありますか

仕組みが異なります。カーテンは布が音を吸収するもので、高い音の反響をやわらげる働きが中心です。窓から入ってくる音そのものを減らす目的では、内窓のほうが効果が大きくなります。併用することもできます。

すでにペアガラス(複層ガラス)の窓ですが、意味はありますか

あります。複層ガラスは断熱を目的とした構造で、2枚のガラスの間隔が狭いため防音にはあまり有利ではありません。内窓を足せば窓と窓のあいだに広い空気層ができるため、防音の面では効果が期待できます。

どの窓から対策すべきですか

騒音源に近い窓、面積の大きい窓、そして静かにしたい部屋(寝室・書斎)の窓を優先してください。部屋単位でまとめて設置するのが基本です。

まとめ

  • 10dB下がると音が半分になったように感じる。内窓の効果はこの目安で考える
  • メーカーの数値はJISに基づく実験室での測定値。実際の住まいでは換気口や壁からも音が入る
  • 人の声・車の音には効きやすい。低い音や上下階の生活音には効きにくい
  • 効果を高めるコツは「ガラスの厚みを変える」「窓の間隔を広くとる」「厚いガラス・合わせガラスを選ぶ」
  • 断熱重視のガラスと防音重視のガラスは異なる。目的を決めてから選ぶ

騒音のお悩みは音の種類によって適した対策が変わります。内窓リフォームネットでは無料の現場調査を承っていますので、まずは状況をお聞かせください。

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