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内窓はDIYできる?既製品・自作との違いと、業者に頼むべきケース

内窓はDIYできる?既製品・自作との違いと、業者に頼むべきケース

ホームセンターやネット通販では、内窓のDIYキットが1万円台から手に入ります。費用を抑えたい方には魅力的な選択肢ですが、断熱性能・耐久性・補助金の3点で、業者に依頼する内窓とは別物です。この記事では、DIYでできること・できないことを整理し、どちらを選ぶべきかの判断材料をお伝えします。

内窓のDIYには2種類ある

「内窓をDIYする」と言っても、方法は大きく2つに分かれます。

方法内容
簡易キットを組み立てる樹脂中空板(プラダン)とレールを組み合わせて、窓の内側に簡易的な窓を作る。1万円前後から
メーカー製の内窓を自分で取り付けるLIXILやYKK APの内窓を購入し、自分で採寸・設置する

この2つは性質がまったく違うため、分けて考える必要があります。

簡易キットでどこまでできるか

樹脂中空板を使った簡易キットは、空気の層を作るという点では内窓と同じ原理です。窓辺の冷え込みをやわらげる効果は一定程度あります。

一方で、次のような違いがあります。

項目簡易キットメーカー製の内窓
費用1万円前後〜37,600円〜(工事費込み)
気密性隙間が残りやすい枠とパッキンで隙間を抑える
防音効果限定的期待できる
見た目半透明で視界が通らないことが多いガラスのため視界が保たれる
耐久性数年で反り・変色が出ることがある樹脂サッシで長期使用を想定
補助金対象外条件を満たせば対象

簡易キットが向いているのは、賃貸で工事ができない、来シーズンだけしのぎたい、まず効果を試したいといったケースです。逆に、結露をしっかり抑えたい・騒音を減らしたい・長く使いたいという目的には力不足になります。

メーカー製の内窓を自分で取り付けられるか

結論から言うと、可能ではありますが、おすすめできる方法ではありません。理由は3つあります。

1. 採寸を間違えると商品が使えない

内窓は窓ごとのオーダー品です。数ミリの誤差でも取り付けられなくなります。

さらに、住宅の窓枠は経年で歪んでいることが珍しくありません。上下左右で寸法が違う、水平が出ていないといった状態を踏まえて採寸する必要があります。オーダー品のため、サイズ違いは原則として返品も交換もできません。

2. 取り付け精度が性能を左右する

内窓の効果は気密性で決まります。枠がわずかに傾いていたり、固定が甘かったりすると、隙間ができて断熱も防音も期待どおりになりません。

「取り付けたのに効果を感じない」というDIYの失敗は、この建て付けの精度が原因であることが多くあります。開閉が重い、鍵が掛かりにくいといった不具合も、調整の甘さから起こります。

3. 補助金の対象にならない

ここが金額面でもっとも大きな違いです。

国の「先進的窓リノベ2026事業」では、補助金の申請を行えるのは事業に登録した「窓リノベ事業者」であり、公式サイトには「補助対象者である一般消費者が直接申請をすることはできません」と明記されています(出典:先進的窓リノベ2026事業 公式サイト)。

つまり、自分で商品を買って自分で取り付けた場合、補助金は受け取れません。制度の要件と申請の流れは2026年度の内窓の補助金にまとめています。

補助金を含めて費用を比べる

DIYが安く見えるのは、補助金を計算に入れていないためです。

戸建住宅で内窓を設置した場合の補助額は、断熱性能がP(SS)グレード(Uw1.1以下)なら、掃き出し窓サイズ(大)で89,000円、腰高窓サイズ(中)で58,000円です(出典:先進的窓リノベ2026事業「内窓設置」)。

補助額が工事費のかなりの部分を占めるため、「業者に頼んで補助金を使う」ほうが、「自分で取り付けて補助金なし」より結果的に負担が小さくなる場合があります。DIYを検討する前に、補助金込みの見積りを取って比べてみることをおすすめします。業者施工の場合の相場は内窓の設置費用はいくら?をご覧ください。

ただし補助金には条件があります。合計補助額が5万円以上でないと申請できない、予算上限に達すると受付が終了する、といった点にご注意ください。

DIYが向いているケース・業者が向いているケース

状況向いている方法
賃貸で工事の許可が取れない簡易キット
今シーズンだけしのぎたい簡易キット
結露をしっかり抑えたい業者施工
騒音を減らしたい業者施工
補助金を使いたい業者施工(必須)
長く使いたい・見た目を整えたい業者施工
浴室に設置したい業者施工(浴室仕様が必要)

よくある質問

DIYキットでも結露は減りますか

窓ガラスが冷えにくくなるため、ある程度は減ります。ただし気密が不十分だと、キットと窓のあいだに湿った空気が入り込み、そこで結露することがあります。かえって手入れが増えるケースもあるため、結露対策が主目的なら業者施工の内窓が向いています。結露が減る仕組みは内窓で結露は防げる?で解説しています。

DIYで取り付けた内窓を後から補助金申請できますか

できません。補助の対象は、登録事業者が登録された製品を使って施工した工事です。

賃貸でも設置できる方法はありますか

ビス留めをしない簡易キットであれば、原状回復しやすい方法として選ばれています。メーカー製の内窓は建物に固定するため、貸主(大家・管理会社)の許可が必要です。

窓の断熱シートやプチプチとどちらがよいですか

断熱シート類はガラス面に貼るだけで手軽ですが、効果は限定的で、視界がさえぎられます。空気層を作るという意味では簡易キットのほうが効果は期待できます。いずれも、内窓の代替にはなりません。

まとめ

  • 内窓のDIYには「簡易キット」と「メーカー製を自分で取り付ける」の2種類がある
  • 簡易キットは安価だが、気密性・防音・耐久性・見た目で差がある。賃貸や一時的な対策には有効
  • メーカー製の自主施工は、採寸ミスのリスクと取り付け精度の問題がある。オーダー品のため返品もできない
  • DIYは補助金の対象外。申請できるのは登録事業者のみ
  • 補助金を含めて比べると、業者施工のほうが負担が小さくなる場合がある

内窓リフォームネットでは、工事費込みの価格表示と無料の現場調査・採寸を承っています。DIYと比較検討される場合も、まずは内窓の商品一覧で実際の金額をご確認ください。

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