内窓のオプション。ふかし枠・格子と、納まりに応じた部材

内窓の見積りには、本体のほかに「ふかし枠」「格子」といった項目が出てくることがあります。見た目のための追加もあれば、取り付けに必要な部材もあります。この記事では、代表的なオプションと、それがどういうときに必要になるのかを整理します。
ふかし枠:奥行きが足りないときに使う
もっとも登場する機会が多いオプションです。内窓を納めるには、窓枠に一定の奥行きが必要です。
LIXILは内窓インプラスの取付条件として、引違い窓は有効寸法70mm以上、開き窓・FIX窓は55mm以上が必要とし、「有効寸法が70mm(55mm)以下の場合、ふかし枠をご使用ください」としています(出典: LIXIL Q&A「内窓インプラスの取り付けについて知りたい」)。
ふかし枠は、窓枠を室内側に延長して、内窓を取り付けるスペースをつくる部材です。奥行きが足りない窓でも設置できるようになります。
ただし、使用できない条件があります。同社は次の場合にふかし枠を使用できないとしています。
- クロス巻込み納まり、ケーシングタイプ、アルミ製窓枠
- 床面がコンクリート・畳などの場合
- 浴室タイプ
該当する場合、そのままでは取り付けられないことがあります。条件の詳細は内窓を取り付けられない窓とは?をご覧ください。実際の可否は無料の現場調査で確認しています。奥行きの測り方は内窓のサイズは自分で測れる?で解説しています。
格子:見た目を整える
ガラス面に入れる装飾の部材です。和室や、既存の窓に格子が入っている住まいで選ばれます。
LIXILは、和紙調ガラスに用意されている格子として荒間格子(奥行き4.5mm×幅12mm)と組子(奥行き7.7mm×幅6mm)を挙げています(出典: LIXIL Q&A)。和室での考え方は和室に内窓は合う?で解説しています。
⚠ 格子を入れると、ガラスを拭くときに手間が増える点はご承知おきください。手入れの方法は内窓の掃除とお手入れにまとめています。
納まりに応じた部材
住まいの造りによって、追加の部材が必要になることがあります。
たとえば和室の鴨居・敷居に取り付ける場合、溝が付いているところは埋木をしたうえで取り付ける必要があり、枠取付ねじの位置が埋木部と重なる場合は、有償品の真壁取付用ねじを使用するとされています(出典は上記 LIXIL Q&A)。
このように、オプションには「選ぶもの」と「その窓に必要になるもの」の2種類があります。見積りを見るときは、どちらなのかを確認すると内容を理解しやすくなります。
ガラスの仕様は「オプション」ではなく本体の選択
単板か複層か、Low-Eかどうかといったガラスの選択は、追加部材ではなく本体の仕様そのものです。性能と価格に直接効いてくるため、目的から決めることをおすすめします。
ガラスの選び方は内窓のガラスはどれを選ぶ?、色は内窓の色はどう選ぶ?をご覧ください。当社で選択できる仕様・オプションはお問い合わせください。
費用への影響
内窓リフォームネットの内窓は、引違い窓2枚建の通常仕様で45,200円〜(工事費・税込、2026年8月時点)です。ふかし枠や追加の部材が必要な場合は、その分の費用が加わります。
必要かどうかは窓の状況によって決まるため、現場調査を経てからでないと確定しません。見積書のどこを見るかは内窓の見積りはどこを見る?、費用の内訳は内窓の設置費用はいくら?をご覧ください。商品と価格は商品一覧でご確認いただけます。
よくある質問
ふかし枠は必ず必要ですか
窓枠の奥行きが条件を満たしていれば不要です。必要かどうかは現場調査で確認します。
ふかし枠を付けると見た目は変わりますか
窓枠が室内側に出てくるため、窓まわりの印象は変わります。奥行きの寸法に応じた設定があるため、必要な分だけを足す形になります。
格子は後から追加できますか
格子はガラスの仕様と組み合わせて製作されるものです。後からの追加は難しいとお考えください。設置前にご相談ください。
網戸はオプションで付けられますか
網戸は既存の窓(外窓)側のものをそのまま使う形になります。詳しくは内窓を付けたら網戸はどうなる?をご覧ください。
鍵を追加できますか
内窓には鍵(クレセント)が付いています。防犯の観点での考え方は内窓に防犯効果はある?をご覧ください。当社の内窓はCPマークに対応した製品ではありません。