無料お問い合わせはこちら

雨戸・シャッターと内窓。外側の備えと内側の断熱の役割分担

雨戸・シャッターと内窓。外側の備えと内側の断熱の役割分担

窓の対策を調べると、屋外側の雨戸・シャッターと、室内側の内窓が並んで出てきます。どちらも「窓を強くする」もののように見えますが、得意分野はまったく違います。この記事では、外側の備えと内側の断熱という役割分担を整理し、併用の考え方を解説します。

結論:守るのは雨戸・シャッター、断熱は内窓

項目雨戸・シャッター内窓
付く場所窓の屋外側窓の室内側
いちばんの得意飛来物から窓を守る断熱・結露対策・防音
働く場面閉めたとき(主に夜・台風時)閉めているあいだ常時

YKK APは、雨戸・シャッターの主な役割の一つを「台風などによる飛来物から窓ガラスを守ること」とし、あわせて防寒・遮光・防音の効果や、閉めることで物理的に防犯性を高められることを挙げています(出典: YKK AP「雨戸とは?シャッターとの違いや役割と選び方」)。

それぞれの得意分野を詳しく

台風・飛来物:屋外側でしか守れない

飛来物からガラスを守れるのは、ガラスの外側にある設備だけです。内窓は室内側にあるため、飛来物への備えとしては働きません。この点は内窓は台風・災害に効く?でも明確にお伝えしているとおりです。

日常の断熱・結露:常時働くのは内窓

雨戸・シャッターにも防寒の効果はありますが、閉めれば部屋は暗くなるため、働くのは主に夜間です。日中も含めて常時働き、光を通しながら断熱できるのは内窓です。結露対策も、室内側の窓面温度を保つ内窓の領域です。

防音:性質が異なる

シャッターにも防音効果が挙げられていますが、閉めている時間帯に限られます。生活時間帯も含めた窓の防音は、内窓の空気層で考えるのが基本です(内窓の防音効果はどのくらい?)。

防犯:どちらも「手間を増やす」考え方

シャッターは物理的な障壁として、内窓は突破すべき窓を2枚にすることで、侵入の手間と時間を増やします。どちらも防犯建物部品(CPマーク)の話とは別であることに注意が必要です(内窓に防犯効果はある?)。

雨戸とシャッターの違いも押さえておく

屋外側の2つにも違いがあります。雨戸は戸板を左右にスライドさせる形式、シャッターは上下に開閉する形式が多く、シャッターには通風・採光やリモコン操作など生活面の機能を備えた製品もあります(出典: 同上のYKK APコラム)。

屋外側の製品選びは雨戸・シャッターの専門事業者の領域のため、本記事では役割の整理に留めます。

併用はできる。干渉もしない

雨戸・シャッターは屋外側、内窓は室内側のため、同じ窓に両方を付けても干渉しません。すでに雨戸のある窓に内窓を足すこともできますし、逆も同様です。

「台風への備えは外側で、毎日の寒さ・結露は内側で」という組み合わせは、役割分担として理にかなっています。なお、当社の取り扱いは内窓です。雨戸・シャッターの設置はそれぞれの専門事業者にご相談ください。

どちらを先にするか迷ったら

  • 悩みが「毎日」のこと(寒い・結露・うるさい) — 常時働く内窓から
  • 悩みが「災害時」のこと(台風・飛来物) — 屋外側の備えから
  • 両方が気になる — 緊急度で順番を決め、段階的に。内窓は国の補助金の対象工事です(2026年度の内窓の補助金

費用の目安

内窓リフォームネットの内窓は、引違い窓2枚建の通常仕様で45,200円〜(工事費・税込、2026年9月時点)です。商品は内窓の商品一覧をご覧ください。

よくある質問

雨戸があれば内窓は要りませんか

雨戸を閉めている夜間は断熱の助けになりますが、日中の熱の出入りと結露には内窓の領域が残ります。悩みが日中にもあるなら、内窓の検討価値があります。

シャッターの後付けと内窓、費用はどちらが高いですか

製品と窓のサイズによって幅があり、一概には言えません。目的が違うため、金額ではなく解決したい悩みで選ぶことをおすすめします。

内窓を付けたら雨戸の開け閉めがしにくくなりませんか

雨戸の操作には、内窓と外窓を開けて手を伸ばす手順が加わります。毎日雨戸を開け閉めするご家庭では、動作が増える点をご承知おきください。電動シャッターであれば影響はありません。

台風対策として内窓に意味はありますか

飛来物を防ぐ働きはありませんが、万一外窓が割れた場合に室内との間にもう1枚の仕切りがある状態にはなります。あくまで副次的な話であり、備えの主役は屋外側です(内窓は台風・災害に効く?)。

コラム一覧へ戻る