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新築・築浅の家に内窓は必要?判断のしかたと、選択肢になる場合

新築・築浅の家に内窓は必要?判断のしかたと、選択肢になる場合

新しい家なのに窓辺が寒い、思ったより外の音が入る。築浅の住まいでも、そうしたご相談をいただくことがあります。ただし、新築・築浅の住まいでは内窓が不要なことも多いのが実際です。この記事では、必要かどうかを見分ける考え方を整理します。

新しい住宅は、窓の性能が上がっています

国土交通省は、2025年4月から、全ての新築住宅・非住宅に省エネ基準への適合を義務付けると案内しています(出典: 国土交通省「2025年4月から全ての新築で省エネ基準適合を義務化」)。

窓の断熱性能は、サッシとガラスの組み合わせで決まります。国土交通省の資料では、樹脂製サッシ・アルミ樹脂複合製サッシ・アルミ製サッシと、ガラスの種類の組み合わせごとに該当する等級が示されています(窓の性能表示制度)。

つまり、今の住まいの窓がどの構成かによって、内窓を足す意味の大きさが変わります。数値の読み方は窓の断熱性能の見方をご覧ください。

変化の大きさは「今の窓」で決まる

日本サッシ協会の早見表から、既存の窓の状態別に整理すると次のようになります。

既存の窓内窓なし樹脂内窓(複層)を設置
金属製サッシ+単板ガラス6.512.26
金属製サッシ+複層ガラス4.651.99
金属製サッシ+複層ガラス(中空層8mm以上)4.071.87

単位はW/㎡K。数値が小さいほど熱を通しにくくなります。出典は日本サッシ協会「二重窓の熱貫流率について」(代表的な構造を抜粋した早見表)です。

単板ガラスの窓では 6.51 → 2.26 と大きく下がる一方、すでに複層ガラスが入っている窓では、もともとの数値が低いぶん変化の幅は小さくなります「新しい家だから効果がない」わけではありませんが、古い家に付けた場合ほどの変化は期待しにくいということです。対になる条件については築年数の古い家に内窓は付けられる?で扱っています。

それでも内窓が選択肢になる場合

断熱以外の理由であれば、築浅の住まいでも内窓が向くことがあります。

  • 音が気になる — 断熱性能が高い窓であっても、遮音は別の性能です。幹線道路や線路に面している場合、窓が2枚になることで窓から入る音は小さくなりやすくなります
  • 特定の部屋だけ寒い・暑い — 北側の部屋、西日の入る部屋など、条件の異なる部屋があります
  • 結露が出ている — 複層ガラスでも、室内の湿度が高い状況では結露が出ることがあります
  • 窓が大きい — 面積が大きいほど、出入りする熱の量も大きくなります
  • 音が気になる — 断熱と遮音は別の性能です。効き方は内窓の防音効果はどのくらい?をご覧ください

逆に、「新築だが何となく不安なので付けておきたい」という理由であれば、急いで判断される必要はありません。1〜2回の冬と夏を過ごしてから、実際に気になった部屋だけを検討されるほうが、費用に対する納得感は高くなります。

判断のしかた

  1. 住宅の性能に関する書類を確認する — 新築時の資料に窓の仕様が記載されていることがあります
  2. サッシの材質を見る — 樹脂か、アルミと樹脂の複合か、アルミか
  3. ガラスの枚数を確認する — 窓の端から見ると、ガラスが2枚かどうかを確認できることがあります
  4. 不満の中身を言葉にする — 寒さなのか、音なのか、結露なのか。目的で選ぶ仕様が変わります

そのうえで判断が難しい場合は、無料の現場調査で窓の状態を確認しています。調査の結果、内窓による変化が小さいと見込まれる場合は、その旨をお伝えします。

新築時に建築会社へ相談する場合

これから建てる住まいであれば、内窓を足すより、外窓そのものの性能を上げるほうが合理的です。窓が1枚で済み、開け閉めの手間も増えません。工法の違いは内窓・ペアガラス・外窓交換の違いで整理しています。

すでに完成している住まいで、外窓の交換が現実的でない場合に、内窓が選択肢になります。

費用と制度

内窓リフォームネットの内窓は、引違い窓2枚建の通常仕様で45,200円〜(工事費・税込、2026年8月時点)です。商品と価格は商品一覧でご確認ください。

補助金は既存の窓に内窓を新設する工事が対象で、住宅の築年数を要件とするものではありません。ただし要件は複数あるため、詳細は2026年度の内窓の補助金をご覧のうえ、最新の情報は必ず公式サイトでご確認ください。

よくある質問

築5年ですが、内窓を付ける意味はありますか

今の窓の構成と、感じている不満によります。すでに複層ガラスが入っている場合、断熱の変化は単板ガラスの窓に付ける場合より小さくなります。音や特定の部屋の寒さが理由であれば、選択肢になります。

樹脂サッシの家に内窓を付けても意味がありませんか

意味がないとは言えませんが、変化は小さくなります。すでに熱を通しにくい窓が入っているためです。目的が遮音であれば、断熱とは別の観点になります。

新築でも結露が出ます。窓の不具合でしょうか

結露は、ガラスの冷たさと室内の湿度の両方で起こります。断熱性能の高い窓でも、室内の湿度が高ければ発生することがあります。まずは換気と湿度の管理をご確認ください(内窓で結露は防げる?)。窓の不具合が疑われる場合は、建築会社にご相談ください。

建売住宅の窓の性能はどう調べますか

引き渡し時の書類に記載があることがあります。分からない場合は、販売した会社にお問い合わせください。現場調査でも、サッシの材質とガラスの構成からおおよその状況を確認できます。

将来のために今のうちに付けておくべきですか

その必要はありません。内窓は後から部屋単位で追加できます。実際に困っている場所ができてから検討されるほうが、目的に合った仕様を選べます。

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