無料お問い合わせはこちら

中古住宅を買うときの窓の見方。内見で確認したい5つ

中古住宅を買うときの窓の見方。内見で確認したい5つ

中古住宅や中古マンションを検討していると、間取りや価格に目が行きがちですが、窓は住み始めてからの快適さと光熱費に関わる部分です。あとから手を入れることもできます。この記事では、内見のときに窓のどこを見ておくとよいのかを整理します。

内見で見ておきたい5つ

1. サッシの材質

アルミか、アルミと樹脂の複合か、樹脂か。国土交通省の資料では、窓の断熱性能は「サッシとガラスの組合せで決まります」と説明されています(窓の性能表示制度)。金属は熱をよく伝えるため、アルミサッシは熱が出入りしやすい状態です。

2. ガラスが1枚か2枚か

窓の端から見ると、ガラスが2枚重なっているかどうかを確認できることがあります。単板ガラスか複層ガラスかで、断熱の状態は大きく変わります。

3. 結露の跡

サッシの下部やその周りの窓枠、壁のクロスに、黒ずみ・シミ・カビの跡がないかを見ます。跡があれば、冬に結露が出ていた可能性があります。木製の窓枠が傷んでいる場合、内窓を取り付ける際に下地の補修が必要になることがあります。

4. 窓の大きさと向き

面積が大きい窓ほど、出入りする熱の量も大きくなります。西向きの大きな窓は夏の日射が入りやすく、北向きの窓は冷えやすく結露も出やすい傾向があります。

5. 周囲の音

内見の時間帯によって、聞こえ方は変わります。可能であれば時間帯を変えて確認すると判断しやすくなります。窓を閉めた状態と開けた状態の両方を確かめてください。

あとから手を入れられる範囲

窓の性能は、購入後に上げることができます。日本サッシ協会の早見表では、既存の窓に樹脂内窓(複層ガラス)を設置した場合の熱貫流率が示されています。

既存の窓内窓なし内窓を設置
金属製サッシ+単板ガラス6.512.26
金属製サッシ+複層ガラス4.651.99

単位はW/㎡K。数値が小さいほど熱を通しにくくなります。出典は日本サッシ協会「二重窓の熱貫流率について」(代表的な構造を抜粋した早見表)です。数値の読み方は窓の断熱性能の見方で解説しています。

単板ガラスのアルミサッシは、内窓による変化がもっとも大きくなりやすい状態です。「窓の性能が低い物件」は、そのぶん手を入れる余地が残っている、という見方もできます。

ただし、取り付けには窓枠の条件があります。奥行きが足りない場合はふかし枠が必要になり、使用できない納まりもあります(内窓を取り付けられない窓とは?)。窓枠の傷みや歪みについては築年数の古い家に内窓は付けられる?をご覧ください。

費用の見込みを持っておく

内窓リフォームネットの内窓は、引違い窓2枚建の通常仕様で45,200円〜(工事費・税込、2026年8月時点)です。窓のサイズやガラスの仕様によって金額は変わります。商品と価格は商品一覧でご確認ください。

家中の窓に付ける必要はありません。長く過ごす部屋から、部屋単位で進めるのが現実的です(内窓はどの窓から付けるべき?)。購入時の資金計画に入れておくと、入居後の判断が楽になります。目的から順に決める手順は内窓の選び方にまとめています。

補助制度は既存の窓に内窓を新設する工事が対象で、住宅の築年数を要件とするものではありません。詳細は2026年度の内窓の補助金をご覧のうえ、最新の情報は必ず公式サイトでご確認ください。

マンションの場合の追加確認

マンションの窓は共用部分にあたり、内窓の設置は管理組合への申請が原則です。購入前に管理規約を確認できると確実です。詳しくはマンションに内窓は付けられる?をご覧ください。

また、外窓(サッシそのもの)の交換は共用部分の変更にあたるため、個人の判断では行えないのが一般的です。「窓の性能を上げたい」という観点では、マンションでは内窓が現実的な選択肢になります。

よくある質問

物件の省エネ性能は資料で分かりますか

建築物省エネ法にもとづく省エネ性能表示制度があり、既存の建築物についても表示が推奨されています。ただし新築とは異なり必須ではないため、表示がない物件もあります。制度の内容は省エネ性能ラベルと窓で解説しています。

購入前に内窓の見積りを取れますか

建物にお入りいただける状況であれば、窓の写真とおおよその寸法から概算をお伝えできる場合があります。実際の発注寸法は、所有者となられた後の現場調査で確定します。測り方は内窓のサイズは自分で測れる?をご覧ください。

リフォーム済みの物件なら窓も新しいですか

内装のリフォームでは、窓に手が入っていないことがあります。壁紙や床が新しくても、サッシが当初のままという物件はあります。実際に窓を見て確認してください。

窓が古いことを理由に価格交渉できますか

売買の交渉に関することは、仲介の不動産会社にご相談ください。当社ではご案内できかねます。

入居前に工事できますか

家具が入っていない状態のほうが、作業スペースを確保しやすくなります。ご希望の時期がある場合は、お問い合わせの際にお知らせください。

コラム一覧へ戻る