在宅ワークの部屋の窓。音・寒さ・冷暖房の効きに内窓は効く?

在宅で仕事をする部屋では、外の音、窓際の寒さ・暑さ、冷暖房の効きが気になりやすくなります。日中ずっと同じ部屋にいるためです。この記事では、仕事部屋の窓で内窓に期待できることと、期待しすぎないほうがよい点を整理します。
仕事部屋で窓が気になりやすい理由
- 滞在時間が長い — 同じ場所に長くいるほど、窓際の冷えや暑さに気づきます
- 日中に在宅している — 車や工事、話し声など、昼間の音が入ってきます
- 冷暖房を長く使う — 効率がそのまま光熱費に表れます
- 会議中の音が気になる — 入ってくる音だけでなく、漏れる音も意識されます
内窓は、これらのうち窓を通る分に効いてきます。窓以外の経路には効きません。同じ部屋に内窓のない窓が残っていないかも確認したい点です(内窓はどの窓から付けるべき?)。
音について
内窓を設置すると、既存の窓との間に空気の層ができます。LIXILは、この空気の層の働きについて「外からの不快な音が室内に入ることや、室内で発生した音が、近隣に漏れるのを抑える」と説明しています(出典: LIXIL「インプラス 6つのメリット」)。
ただし、効き方は音の種類によって変わります。会話のような高めの音は変わりやすく、車の走行音のような低く重い音は残りやすい傾向があります。また、窓以外の経路(壁・換気口・ドアのすき間)から入る音は残ります。
音の種類別の効き方は内窓の防音効果はどのくらい?、性能の指標については窓の遮音性能の見方をご覧ください。
⚠ 期待値の話として付け加えます。会議の声が家の外にまったく聞こえなくなる、という状態にはなりません。窓から漏れる分は小さくなりますが、壁やドアを通る分は残ります。
寒さ・暑さと冷暖房の効き
窓は熱の出入りが大きい部分です。窓際に机を置いている場合、冬は足元の冷えを、夏は日射の熱を感じやすくなります。
内窓を設置すると、室内側のガラスが外気に直接冷やされにくくなり、窓際の温度差が小さくなりやすくなります。ただし内窓は暖房器具ではありません。冷暖房を使っている状態で、その効きが変わるという性質のものです。
夏の日射については、室内に入る前に屋外側で遮るほうが抑えやすいという性質があります。西日がモニターに当たるような場合は、屋外側の対策とあわせてご検討ください(内窓は夏の暑さに効く?)。光熱費との関係は内窓で電気代は下がる?をご覧ください。
仕事部屋ならではの確認点
| 確認すること | 理由 |
|---|---|
| 窓の前に机や棚がないか | 工事当日は窓の前に作業スペースが必要です(1m程度が目安) |
| 換気の頻度 | 内窓の効果は窓を閉めているときに働きます。頻繁に開ける窓では手間が増えます |
| 同じ部屋に別の窓がないか | 残った窓からは今までどおり熱と音が出入りします |
| 賃貸かどうか | 貸主の許可が前提になります |
工事の流れは内窓の工事は1窓60分、賃貸の場合は賃貸に内窓は付けられる?をご覧ください。同じ部屋別の観点では寝室の窓と内窓も参考になります。
費用と制度
内窓リフォームネットの内窓は、引違い窓2枚建の通常仕様で45,200円〜(工事費・税込、2026年8月時点)です。窓のサイズやガラスの仕様によって金額は変わります。商品と価格は商品一覧でご確認ください。
1部屋だけの工事でも承っています。ただし補助金や税の制度には下限があるため、制度の利用を前提にされる場合は範囲をあわせてご検討ください(2026年度の内窓の補助金)。最新の情報は必ず公式サイトでご確認ください。
よくある質問
Web会議の声は外に漏れなくなりますか
窓から漏れる分は小さくなりますが、なくなるわけではありません。壁やドア、換気口を通る音は残ります。音漏れが主な目的の場合は、窓以外の対策もあわせてご検討ください。
マンションで上下階の生活音が気になります
内窓は窓から入る音に働くものです。上階の足音のように床や天井を伝わる音には効果がありません。
ガラスは防音重視のものを選ぶべきですか
目的によります。断熱に有利な構成と遮音に有利な構成は必ずしも一致しません。気になる音の種類をお伝えいただければ、その前提でご案内します。ガラス仕様によって性能は変わるため、選択できる仕様はお問い合わせください(内窓のガラスはどれを選ぶ?)。
仕事をしながら工事してもらえますか
1窓あたり最短60分ですが、作業中は窓の前に人が入り、開口した状態になる時間があります。会議の予定などがある場合は、日程調整の段階でお知らせください。
効果を感じられるか不安です
今の窓が単板ガラスのアルミサッシであれば、変化は分かりやすくなります。すでに複層ガラスが入っている場合、断熱の変化は小さくなります。判断の材料は新築・築浅の家に内窓は必要?をご覧ください。